裁判員裁判を体験してみよう!
10月16日(水)特別進学コース 高校1年1組と2年1組の生徒が、山口地方裁判所へ。
「法の日」週間行事として毎年行われている、高校生対象の裁判員裁判の体験をさせていただきました。
令和5年度以降、18歳以上の人は裁判員に選ばれることになりました。高校卒業後、すぐに裁判員になる可能性があるので当事者意識を持って参加しなくては!ということで、事前に裁判官、検察官、弁護士、裁判員等の役を演じる人を決めて模擬裁判に参加しました。
裁判のニュースなどでよく見かける写真と同じアングルから撮影したものですが、通常の裁判では、裁判が始まる前に撮影されます。今回は、実際の裁判中と同じように生徒たちが座っているので違和感がありますね。配役がない生徒は傍聴席で模擬裁判を見学しています。
1時間弱に及ぶ模擬裁判は、コンビニエンスストアに強盗が入り、お金を盗られて店員が怪我を負ったという事件の裁判でした。
冒頭手続き、証拠調べ手続き、弁論手続きと続きます。
最後に被告人が「私はやっていません。」を最終陳述を述べて終わりました。
事前に渡された原稿を順番に読んでいくのですが、会話のやり取りから緊張感を感じます。
本当の裁判では、弁論手続き終了後に裁判員と裁判官で行うものですが、今回は傍聴席にいた生徒たちも含めて全員で評議を行いました。
最後に全員で話し合う時間があり、質疑応答がありました。
裁判員の選ばれ方は?検察官と弁護士は仲が悪いのか?裁判官、検察官、弁護士ではどの職業が一番稼ぎがいいのか?など、真面目な内容から普段聞くことができない裏話まで、色々なお話を聞かせていただきました。
今回の経験で、裁判員裁判への理解が深まるだけでなく、将来法曹界を目指すきっかけができた人もいるかもしれませんね。