全校集会(中学)
11月21(金)に中学全校集会が行われました。
<賞状伝達>
科学部:サイエンスやまぐち山口県科学作品展 佳作「甦れ!本州西端のオオサンショウウオ」
第3回やまぐちU15科学アイデア作品・研究コンテスト優秀賞(ソラ―ル賞) チームサラマンダー、ヒノビウス班、カメ班
陸上競技部女子:山口県中学校女子駅伝大会 第1位 記録44分17秒
区間賞 1区、3区、4区
第6回 山口県U15バスケットボール選手権大会女子の部 第1位
<理事長講話>
おはようございます。寒いので、私は背中を丸めがちですが、皆さんは若いから背筋がシャキッとしていますね。たくさん賞状をもらって素晴らしい活躍ですね。駅伝女子はみんなマスク姿で、全国への意気込みを感じます。バスケットボール部はウインターカップはなかなか出られない大会です。色々な部が活躍していて楽しみです。あっという間に今年も残り1カ月半、11月半ばになりました。中学生はQ1日1日大きく変化を遂げます。3年間で30センチ身長が伸びた話を聞いたことがあります。体が成長すると同時に心も変化する心身のバランスを取るのが非常に難しい時期でもあります。学園の先生は、担任、教科担任、顧問の先生の熱い指導の中で立派に成長していると思います。高校生は、この冬、男子バレー、男女サッカー、ラグビーが全国に行きます。硬式野球も春のセンバツにほぼ間違いなく出場します。毎日のようにメディアに取り上げられています。来週の木曜は卒業生、立石くん、林くん、中山くん、徳若くん4名が学園で記者会見を開きます。特に、地元の子が中高6年間学園で鍛えられて今回のように注目されるのは、素晴らしいことです。6年間プロになる為に頑張った人もいれば、高校から特別進学で勉強中心で頑張る人もいます。医学部に入る為に、途中からサッカー部を休部して現役で合格した子もいれば、硬式野球部を休部して現役で九州大学に行った子もいます。現在学業クラスで頑張っている生徒は、ぜひ高校では特別進学で頑張ってほしい。特別進学クラスは、今年度から教室が実習棟(現進学棟)に移りました。特別進学棟は特別感のある環境です。通常クラスと違って広々とした教室で、机が通常クラスの倍の大きさです。特別な環境で学業の先取りをして学べば、大学受験にとても有利です。文武両道ができる環境は素晴らしいと思います。熱い先生にしっかり鍛えてもらいましょう。
<校長講話>
今日は「3つの行い」について話します。1つ目は「よい行い」です。よい行いとは、人助けのようなことを指します。究極のよい行いはボランティアです。災害で困っている人を助けるなど、自らの意思で助けようとする無償の働きです。2つ目は「よくも悪くもない行い」です。日常生活などです。皆さんであれば、朝起きて身支度を整えて、学校に来て勉強をする。大人であれば会社で仕事をします。3つ目は「悪い、よくない行い」です。よくない行いは、例えばマナーに反する行為です。マナーとは法やルールで決まっているものではないが、人がスムーズに社会生活を行ううえで円滑になる、例えば電車で降りる人が先である、などです。悪い行いは法律や規則を破ることです。破る時、知っていてやる場合と知らないでやる場合があります。幼児が知らないでやる場合があると思います。年を重ねると分かるようになるのですが、分かっていてもやる場合があります。それはなぜでしょうか。私は66年間生きてきて、人生を振り返ると「よい行い」は1回あるかないかです。「悪い行い」は人生でたくさん転がっています。悪いことをする要因は、自分で自分を許してしまって「大丈夫だ」「見つからないだろう」と軽く考えるからです。しかし、昔のことわざで「悪事千里を走る」という言葉があります。悪い行いはあっという間に世間に広まるという意味です。悪いことは避けて歩くのが大事です。よい行いは多くはないですが、似た行いはあります。それは、悪い行いをしようとする友を止めることです。悪い行いを全くしないということは無理かもしれませんが、避けようとしてほしいと思います。
<校歌斉唱>


中国の書物に出てくることば、「好事門を出ず悪事千里を行く」が広く使われるようにまりました。よい行いはなかなか世間には伝わらないが、悪い行いはあっという間に広まるという意味です。「悪事千里を行く」に似た言葉として「開いた口に戸は立たぬ」「悪い知らせは翼を持つ」などがあります。毎日多くの選択を繰り返して生きています。その中には、正しい選択と間違った選択が混在しています。「悪いことをしない」「よいことをする」を日常の習慣にすることが、迷いや後悔のない生き方につながると思います。1日の終わりに「今日自分がやったよいことは何だろう?と問いかける習慣をつけるのはどうでしょう。よいことをする毎日にしたいですね。
