6月3日 定例総会、研修会
平成23年度山口県私立中学高等学校PTA連合会の定例総会、研修会に育友会の皆様の代表として出席しました。
研修会では、山口県立大学の二村克行准教授をお招きし、「いまを生きる子どもと家族」というテーマで講演をしていただきました。
最も印象に残ったのは、2・3・3・4・5セオリーについての話で、中でも「子どもの人格発達に基本的に必要な3パターン」についての話です。二村先生によると、子どもの人格形成に必要なことは、
Aパターン:愛情と信頼〜子どもは愛せば愛するほど良い
Bパターン:道徳と理想〜善悪の区別、理想の追求は厳しいければ厳しいほど良い
Cパターン:我慢と工夫
であり、個々のパターンが独立して存在するのでなく、Aパターンが土台になってその上にBパターン、Cパターンを積み上げるということでした。つまり、何より大切なのは、子どもへの愛情。それがあってこそのB、Cパターンということです。
AパターンとBパターンは一見矛盾するようですが、どちらも主体は親側にあります。つまり、子どもをしっかり愛するのは親。さらに、道徳に対し厳しく、理想を追求し、日々を邁進するのも親ということです。それが、厳しければ厳しいほどよいというのです。
私たちは子育てというと、つい子どもに対する指導という立場でものを考えてしまいます。言い換えれば、子どもに厳しくすることこそが教育であると考えがちです。しかし、そうではなく、私たちがしっかりと子どもを愛し、そして、私たちが自分に厳しく理想を追求していく必要があるということでした。
「論語は二度読まれる」という言葉があります。子育てを通じて私たち保護者も成長できるように日々努力していきたいと思います。
高川学園中学育友会会長 石川謙一郎
去る6月3日(金)、新山口ターミナルホテルにおいて、
平成23年度山口県私立中学高等学校PTA連合会の定例総会・研修会が開催されました。
まず、総会に先立ち、研修会が行われ、
山口県立大学社会福祉学部 准教授 二村克行先生による
「いまを生きる子どもと家族」と題した講演がありました。
現代の家族を取り巻く問題を取り上げて、社会、家庭の中で子どもをいかに育てていくべきか、改めて考えさせられる内容であり、特に子どもの精神的自立と、親との信頼関係が重要であるとわかりました。
次いで定例総会が行われ、平成22年度の事業報告、平成23年度の事業計画、予算案及び役員改選等の報告事項並びに協議事項が話し合われました。
今回初めて定期総会に参加し、他校の役員の皆様とお会いして、非常に熱心に取り組んでおられる様子が大変参考になりました。
高川学園中学育友会副会長 菅原希吏子